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<Author: 戴叔倫>
<Title: 江鄉故人偶集客舍>
<Format: 五言律詩>
<Year: 1988>
<BookName: 唐詩三百首詳解  上卷>
<Translator: 田部井文雄>
<style: 現代文有假名>
<style2: 日本現代譯文附假名標注>
<TranslatedTitle: 家鄉の故人偶々客舍に集う>
<BookPage: 443>
<UsedPage: 1>
<Feature: 0>
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<Poem>
天秋月又滿，城闕夜千重。
還作江南會，翻疑夢裏逢。
風枝驚暗鵲，露草覆寒蛩。
羈旅長堪醉，相留畏曉鍾。
<End Poem>
<Translation>
大空（おおぞら）は秋（あき）であってその気配（けはい）が濃（こ）く、その上（うえ）にまた、月（つき）は満月（まんげつ）となり、長安（ちょうあん）の都（みやこ）の夜（よる）はふけてまことに深（ふか）い。今（いま）、また、思（おも）いがけなくも江南（こんなん）の故郷（こきょう）の人々（ひとびと）との会合（であい）があって、夢（ゆめ）の中（なか）での出会（であ）いではないかと、くり返（かえ）し思（おも）うばかりである。

風（かぜ）に揺（ゆ）れる木（き）の枝（えだ）は、闇夜（やみよ）のかささぎの眠（ねむ）りを破（やぶ）り、秋（あき）の夜露（よつゆ）にぬれた草（くさ）には、秋（あき）・冬（ふゆ）の虫（むし）が泣（な）いている。この旅（たび）にある身（み）は、いつも酒（さけ）に酔（よ）うことによってこそ、その愁（うれ）いに耐（た）えることができる。その酒（さけ）を酌（く）み交（か）わし続（つづ）けるために、友人（ゆうじん）たちを引（ひ）きとめて、夜明（よあ）けの鐘（かね）の鳴（な）る時刻（じこく）の来（く）ることを心配（しんぱい）しているのである。
<End Translation>